音楽 心にしみる通信 ASIAN KUNG-FU GENERATION TOUR2023 Zepp HANEDA

少し久しぶりの音楽通信、今回はNEWアルバム サーフ・ブンガク・カマクラ 完全版がリリースされた日本ロックバンドの雄、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのTOUR 2023です。Zepp FUKUOKAから始まり、今日はその2公演目、Zepp HANEDAの模様をお伝えします。セットリストが分かっちゃうと思うので、これから行かれる方は注意してくださいね!

Zepp HANEDAは始めて

10/1(日)、その日は朝から良い天気でした。朝は普通に起きて、近くで朝食。すこしのんびりして、横浜で早めの食事をしてからライブに行くことにしました。でもZepp HANEDAは始めて、どうも京急の空港線に乗って、天空橋というところで降りると良いみたいです。ライブは開場が17:00、スタートは18:00です。横浜から天空橋までおよそ20分、いまは横浜15:30、余裕ですね。
横浜駅地下のスパゲティー屋さんに入って注文、何気なく乗り換え案内を見たら、え、なに、京急線が止まってる?ということで急に慌てました。なんだよーって感じです。注文のスパゲティーを今か今かと待って、急いで食べて駅へ。

なんとか動き出してはいるみたいですが、なんせ京急線は初めて、勝手が分かりません。とにかく来た電車に乗って、羽田方面に少しづつでも近づこうという作戦です。
そして来た電車に飛び乗りましたが、あれ、乗らない人もいるし空いてる。と思ったら、神奈川新町という駅で運転終了、なんか駅でアナウンスしてたのはこのことか~、駅の位置感覚が分からないので、察しがつきません。なんか何にも無い駅、次の電車は来るのだろうか・・・と思ったら来ましたが、なんか見たことない駅行き、今度は人がたくさん乗ってるので僕らも乗りました。

そしたら京急蒲田ってところで降りて乗り換えるらしい、なんとなく不安に思っていたら、すぐ目の前に「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のツアーTシャツを着たお姉さんが!良かった~この人について行けばダイジョブだ。ということで、お姉さんの後をストーカーの様に追跡、蒲田で乗り換え、次の電車(結構待ったけど、お姉さんのすぐ後ろだから大丈夫♡)に乗ったらぎゅうぎゅう、だけど車内にはアジカンのTシャツやタオルを持った人がそこここに。
あー安心、安心。なんかわからない一体感が生まれました。
そして天空橋、お姉さんありがとう、おかげで無事着きました。そして歩いてすぐZepp HANEDAへ。

さて、なんか疲れましたが、17:20、ようやく到着です。えー今回は整理券番号制ですが、ここで爆笑発表を。Zepp HANEDAのキャパがだいたい2000人くらいだそうですが、僕らの整理券番号は「1977、1978」。なんだそれー、入るころには満杯じゃんっていう感じです。でも「よくチケットが取れたね、ぎりぎりだよ君たち」って神様の声が聞こえてきそう。そうですね、感謝しなければいけませんね。
だいぶ待ちました、18:00に間に合うかな、って感じで入場できましたが、やっぱりもう満杯。でも2段目の柵前にちょっと空いてるスペースを見つけて陣取りました。僕は背が高いのでステージが見えますが、妻はちょっと見えないかな、ごめんよ妻。

Front Act は WurtS

今日はアジカンの前にフロントアクトがいますよ、若手バンドの「WurtS」、残念ながら僕は聞いたことがありませんでしたが、始まるとしっかりとしたサウンド、確かな技術、ボーカルも少しラップを交えて、すごく盛り上がりました。他のお客さんはノリノリ、皆さん知ってるんですね。「分かってないよ」っていう曲では大盛り上がり、僕らもウキウキしてしまいました。やりますね~WurtS君!すごい!そして途中でアジカンの「Easter」をカバー、すっごい盛り上がりました。
いやーいいバンドを知ることが出来ました、少し追っかけてみようかな。

ASIAN KUNG-FU GENERATION 登場

そしてバンドセットの転換が終わり、ついにASIAN KUNG-FU GENERATIONの4人が登場しました。すごい拍手、WurtS君たちが温めてくれたので、最初から大変な盛り上がりです。
今回はサーフ・ブンガク・カマクラツアー、一曲目はそのアルバムの最初「藤沢ルーザー」です。前回のサーフ・ブンガクツアーにも行きましたが、その時の一曲目も「藤沢ルーザー」でした。イントロのギターで一気に盛り上がります。そして潔君のドラムが響く「石上ヒルズ」「鵠沼サーフ」と続きます。ケンちゃんがとっても楽しそう。ギターも冴えますね。
ここでアルバム以外の曲「荒野を歩け」が来ました。わーってなって皆さん手を振り上げます、気持ちよさそうに歌ってる人も(大声でじゃないですよ)。始まったばかりで、もうすごく楽しいですね。
そしてゴッチのエモーショナルなボーカルがさえる「江ノ島エスカー」「ホームタウン」と続きました。「ホームタウン」はなんか久しぶり。SNSなどでは今回のセットリストはレアで凄いって書いたあったのを見ました。レアな曲もやるはずで、楽しみです。

その後は「七里ガ浜スカイウオーク」で少しのんびり、幸せな曲です。今は無い海辺のファーストキッチン、懐かしい~。それから「追浜フィーリンダウン」これもレア、腰越、極楽寺、長谷と続きました。なんか僕たちが住んでいる町の駅が次々と出てきてなんか不思議な感覚。江ノ電に乗ってる感じです。
次はほんとに久しぶりアルバム「ファンクラブ」から「桜草」、2006年のアルバムです。このころ本当に仕事がつらかった。今の様に残業時間の規制もない時代、朝早くから夜遅くまで、土日も無い週もありました。家族もほったらかし。

そんな時、通勤の行き帰りに聞いていたのこのアルバムです。人気のない終電、そのころはCDウオークマン(笑)。桜草の詩が心に刺さりまくりでした。皆、思い出のある曲なんでしょうね、腕を振り上げて、両手を突き上げて、久しぶりにゴッチのエモいボーカル。「ファンクラブ」大好きなアルバム。
さてライブレポートに戻りましょう。「桜草」で盛り上がった後は、「日坂ダウンヒル」、日坂は鎌倉高校前のあの有名な踏切の先の坂道ですね。昔は駅名も日坂だった様です。しかも曲はスラムダンクをフィーチャーしとります。「西方コーストストーリー」の後は、なんとWeezerの曲「Surf Wax America」、わーWeezerの曲~いい曲だ。

※写真はアンコールの時のものです。アンコールから写真OKです。
柳小路パラレルユニバース」「稲村ケ崎ジェーン」と続き、ちょこっとMC。楽しそうな4人の笑顔が素敵でした。ずっと長いこと4人でやって来たんですもんね、今度、潔君加入20周年をやるかもって話は盛り上がりましたね。
そしてこの後、なんと「ループ&ループ」、観客の皆さんも大爆発!僕も大好きな曲です。もしかしたらアジカンを好きになったきっかけの曲かもしれません。サビでみんな大合唱、一体感、これがライブですよね。なぜかちょっと涙もにじむ。あーすごかったと思ったら、「アンダースタンド」、休む暇なんてありません(笑)、また腕を振り上げて大合唱。もう完全に泣きました。
懐かしいゴッチの跳ねるボーカルと熱量。なんかこういう瞬間のために生きてるんだなって思います。
ふーっと一旦落ち着いてから、僕の住んでる由比ガ浜の「由比ヶ浜カイト」、出だしのギターが素晴らしくってとんびが出てくる歌詞が、僕らのいつも見る由比ガ浜の風景。「和田塚ワンダーズ」を経て、最後は「ボーイズ&ガールズ」です。ゆったりとした入り、心象的な歌詞、”まだ始まったばかり”。大きな拍手、大歓声。

ここからはアンコール。ちょっとMC、ゴッチの本が出ますね、「朝からロック」きっと買って読もうと思います。そしてアンコールはもう、圧倒的、感情が爆発です。いきなり初期のアルバム「君繋ファイブエム」から「その訳を」、粗削りになるギター、激しいドラム、間奏での変調から一気に爆発する曲です。
赤いライトの写真、本当に良いのが取れました、観客の熱狂が伝わります(自画自賛ですみません)。そして「崩壊アンプリファー」から「遥か彼方」、アジカンの皆さんはこういう初期の曲もとっても大事にしてる。聴けてまじでうれしい。と思ったら、次も「羅針盤」、最初のアルバムの1、2曲目ってもう。粗削りだけで心を揺さぶる、ベースの単奏部分がぐっと来ます、”情熱の羅針盤、ぐるっと回って未来を指す!”。
そしてなんと次は「Easter」、ギターのリフで爆発、この曲は特別に一曲、追加したとの事です。WurtS君たちがカバーしたので、やりたくなったみたいです。ありがとうWurtS君!でも急に一曲追加できるのもすごい、プロって偉大。
いよいよラストのラスト、サーフ・ブンガクの最後はこの曲と決まってます、「鎌倉グッドバイ」。
僕の住む町、鎌倉、ここで終点、最後の音が途切れたらお別れ。
ありがとうASIAN KUNG-FU GENERATIONの4人、今日もすごかった。
いつもアジカンの曲を聴いて力を貰ってる。
昔はつらいときずっと聴いてた。
変わらないスタンス。
大きなバンドになっても、小さめのライブハウスにも来てくれる。ありがとう、ありがとう。
今日のライブも忘れない。

ゴッチ、ゆっくり休んでください。

最後に先日の名古屋公演が、ゴッチの体調不良で中断になってしまったとの事でした。観客の皆さんはとっても残念だったことでしょう。アジカン、スタッフの皆さんも苦渋の決断だったことでしょう。でもゴッチの体調が一番大事、しっかり休息をとってもらって、元気になって欲しいですね。回復を皆で祈りましょう!

kamakura-bochibochi

・鎌倉暮らし3年、大好きな鎌倉で日々を過ごしています。
・昭和生まれ身を粉にして生きてきたモーレツサラリーマンでしたが、体調を崩し、ふと我に返る。自分の好きなことを中心に生きようと決意。
・鎌倉、家族、友人、自分自身、音楽と本、好きなものを大切にする人生を。
・大変な時期を乗り越えて頑張る飲食店の皆さん、音楽関係の皆さんに心からの感謝と敬意をこめて。
・どうぞよろしくお願いいたします!

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