鎌倉のまめ情報をお伝えする鎌倉おまめ通信、今日はその6回目ですが、既に皆さんもご存じとは思いますが、大変惜しまれつつこの6/30に閉店されました、カフェ坂の下さんについてです。本当に常連の方たちがたくさんいらっしゃるはずで、僕なんかがお伝えするのもおこがましいのですが、この残念な気持ち、感謝の気持ちをお伝えできればと思います。
カフェ坂の下、最初に訪れたのは?
カフェ坂の下さん、今更ですが、この鎌倉を代表する古民家カフェは、全国の古民家カフェの走りだといっても過言ではありません。Instagram等からわかる情報ではそのOPENは2007/8、17年間の営業との事でした。いつも美味しい定番のパンケーキと季節ごとのパンケーキ、カレーやピザなどのランチ、おいしいドリンクを頂けるお店でした。パンケーキブームの先駆けだとも言えますね。そんな時代をけん引したお店でしたね。
お店のつくりも先ほど書いたように、古民家をうまく活用した素敵な造り。古い玄関はガラガラと引く引き戸、古い建具を塗りなおしたものなどを大切に使っていました。古い門柱も味がありましたね。
店内は、板張りの洋風になっていますが、玄関を入ってすぐと、大きな部屋の脇に小さく仕切られたかわいい洋室もありました。天井からは古くて素敵なシャンデリア。でも大部屋の上には古い欄間、和室を改装したんですね。古びた味のある建具、設え、テーブルや椅子もなんとも愛おしいもの達であふれていました。ついぞ座れませんでしたが、テラス席もありましたね。なんとも素敵なお店でした。
最初にカフェ坂の下さんに訪れたのは、まだ鎌倉に引っ越してくる前。スケジュール帳や過去の写真を探してみたのですが、なんとも明確な日付は分かりません。でも最初は、こんなに人気なのを知らなくて、お店に着いたらすごい行列で、泣く泣く諦めたのを覚えています。それからは、鎌倉に訪れるとき、行こうと決めた日には早めに行って、開店を待つようにして、訪問していました。
鎌倉に引っ越してからは、朝、少し早めに起きて、開店の10:00に合わせ、ゆっくり由比ガ浜などを散歩してからお伺いすようにしていました。9:40くらいに行けば、いつもすんなりと入ることが出来ました。お店の前に椅子がたくさんありましたので、本を読みながら待つことが出来ました。開店時間が近づいてくると、段々お客さまが増えてきます。みなさん「あ、ここだ!ここだ!」っていう感じでとって嬉しそうでした。そうですよね、テレビのドラマや、MVなど、様々なコンテンツででたくさん使われていますもんね。小泉今日子さんのドラマを見て、あこがれて来たっていう方もいました。確か僕の上司もそんなことを言っていました。
時折、お店の方が出てきてくれて、待っているお客様のために蚊取り線香を置いてくれました。ありがとうございました。
おいしいパンケーキを頂きました。
さて、おいしいパンケーキは色んな種類がありました。ランチ時にはカレーやピザもあったのですが、朝派の僕たちはとうとう食べることが出来ませんでした。スマホの中に残っている、おいしそうな写真をアップしますね。
我が家はいつもベーシックなオーダーばかりで、写真にバラエティがありません・・・すみません。ですが、パンケーキはとってもふわふわ、クリームとアイスを乗せて食べると得も言われぬ幸せが訪れました。けっこうなボリュームですが、いつもあっという間に食べてしまいました。バナナキャラメルも香ばしいキャラメルとソテーされたバナナが溶け合って素晴らしく美味しかったです。食事系ではチーズ。目玉焼きとサラダ、美味しい朝食でした。もっといろんなメニューを頼べばよかったな~。後悔先に立たず、ですね。
ふ~ちゃん(?)はお元気?
そして気まぐれに現れる、猫のふ~ちゃん。ふ~ちゃんであってますかね?妻はぷ~ちゃんでは、と言いますが、どちらであってもとってもかわいい猫でした。大きな部屋の日の当たるところで寝ていたかと思えば、いつの間にか動き出して愛嬌を振りまいていました。とってもかわいい。そして一度、まだ開店前にお店の前を通った時、なんと窓からこちらを見ていました。くーかわいい。お店の閉店後もきっと皆さんに愛されているとは思いますが、ずっと元気でいてほしいものです。
カフェ坂の下さんは、自分たちの好きなこと、やってみたいことをやり続けた、とっても尊敬できるお店でしたね。スタッフの皆さんもいつも親切でテキパキとご対応くださって、本当に居心地の良いお店でした。そんなに何度も何度も通ったわけではありませんが、行くたびにほっとできる、くつろげるお店でした。なくなってしまうのは本当に残念。でも思い出を大事にして記憶にとどめておこうと思います。素敵な古民家カフェでした。
お店のInstagramには最後のご挨拶とともに、今後のことを少しずつご報告します、と書かれておりました。気長に待ちましょう。本当にありがとうございました。感謝。またきっと。
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