8/7(月)~9(水)の三日間、鎌倉の夏の風物詩、ぼんぼり祭が開催されました。鶴岡八幡宮を中心に市内の数か所、小町通りなどに素敵なぼんぼりが飾られ、夕刻以降はそのぼんぼりに明かりが灯されとてもきれいです。たくさんの方が書かれた絵や書が400基あまり並びます。その中日の8/8(火)、段葛から鶴岡八幡宮へお詣りしてみました。
ぼんぼり祭は・・・
ぼんぼり祭は立秋の日を挟んだ3日間、鎌倉や鶴岡八幡宮にゆかりのある著名人がぼんぼりに書や絵をしたためて、そのぼんぼりが参道や小町通り並びます。鳩サブレの豊島屋さんの店先などにもたくさんのぼんぼりが並べられています。僕の記憶が確かならば、コロナ禍で何年かは縮小版で実施され、昨年、久しぶりの従来規模での開催だったのではと思います。昨年も夕暮れに鶴岡八幡宮まで出かけ、たくさんのぼんぼりに感銘を受けたものです。昨年同様、いや、たぶん今年の方が人出が多い気がします。たくさんの方がそれぞれぼんぼりを眺め、楽しそうに写真に収めたりしていました。ようやく元通りの日常が戻って来た感じですね。
2022年のぼんぼりは。
昨年(2022年)のぼんぼりで印象に残ったのを数点あげてみます。ぼんぼりの後ろに写っている皆さんがみんなまだマスクをしているのが印象的ですね。さすがに鎌倉殿の13人の年だけあって大泉洋さん、三谷幸喜さんのぼんぼりが人気でした。
2023年 ぼんぼり祭
さて、今年のぼんぼり祭、夕方になってお家を出ました。夕暮れの二の鳥居から段葛、ぼんぼり祭に向かう皆さんでにぎわっています。交差点の信号が青になるたびに大勢の皆さんが二の鳥居をくぐって行きます。周囲のお店やレストランもたくさんの人が入っています。良かった、いつもの日常が戻って来ています。
段葛を抜け、鶴岡八幡宮の大鳥居です。今日は立秋祭、夏の無事に感謝し、秋の訪れ、実りの秋を奉告するお祭りとのことで、日中は様々な祭事が行われたようです。徐々に暗くなる鎌倉、既にぼんぼりには灯りがともされ、幻想的な雰囲気が漂っています。参道の石畳に入ると早速、両サイドに素敵なぼんぼりが飾られていました。まずは印象的な、と言いますか僕の好きなぼんぼりを。この先も歩いていると、今年はやはり坂本龍一さん、高橋幸宏さんのぼんぼりがいくつかありました。僕は中学生の頃からYMOや坂本龍一さんの音楽をずっと聴いていました。ラジオでたまたま聞いたその音楽を、片田舎の中学生がYMOにたどり着くのは大変でしたよ。ほかに知っている人はおらず、誰に聞いてもわからない、ようやく一人見つけた友達、白江君とずっと二人で聴いていた思い出があります。それから30数年、二人が亡くなったなんて今でも信じられません。お二人の音楽は永遠ですね。
舞殿ではとっても綺麗な日本舞踊の方たちが、しっとりゆったり舞っておられました。たくさんの方が周りを囲んで、見ておられます。素敵でした。舞殿を抜けて本宮に上がる大石段の中央には、日本舞踊を見る方たちが上の方までびっしり、確かに大石段からみる日本舞踊も幻想的でした。たくさん写真や動画を撮っておられます。本宮にもたくさんの人、僕らも並んでお参りをしました。そして大石段を降りてからもたくさんのぼんぼりが。石段を下りて左、白旗神社方面、白旗神社から源平池に抜ける参道にも両脇にたくさんのぼんぼりが。
小道には一回り小ぶりのぼんぼりが並んでいます。小ぶりですが、きゆっと纏まって素敵なぼんぼりがたくさんありました。それにしてもすごい数ですね。鶴岡八幡宮の公式HPによると400基だそうです。飾るのも、灯りをともすのも大変です。もちろん準備もとっても大変ですよね。ご苦労に頭が下がります。ありがとうございます。
また舞殿横に戻って、参道を下りながら、ゆっくり、じっくり眺めながら進みます。このころには日本舞踊のお披露目も終わり、舞殿周囲にいた皆さんが動き出しましたが、ところどころに人だかりが。何かと思って見てみると先ほどまで踊っていた日本舞踊の皆さんがすてきな着物のいでたちのまま、立っておられて写真撮影に応じられていました。近くで見てもため息が出るほどきれいです。日本の文化ってすごいなと思いました。
まだまだたくさんの素敵なぼんぼりがあり、とっても全部は紹介しきれませんが、僕が素敵だなと思ったぼんぼりをいくつかアップしたいと思います。失礼がないようにしっかりお名前などを調べて書いたつもりですが、もし間違いなどあったら大変申し訳ありません。ご容赦ください。
有名で立派な皆さんが鎌倉のぼんぼり祭のために、お時間を割いて絵や書を書いてくださるのは、本当に有難いことですね。鎌倉に住んでいる身としては、何かでほんのちょっとでも鎌倉のために役に立てればと思っています。小町通りに飾ってあったちびっ子たちの絵も、ほんとうにかわいくて素敵でした。ながめるだけで心がほっとして、優しい気持ちになります。
これだけの規模の催し物って、準備や本番当日も本当に大変だと思います。関係者の皆様、本当にありがとうございました。またきっと来年も日常の幸せを迎えられればと思います。では、また。
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