音楽 心にしみる通信 羊文学 LIQUIDROOM

7/19(水)、カネコアヤノさんの野音ワンマンショーの興奮も冷めやらぬ中、わずか中一日、恵比寿のLIQUIDROOM羊文学さんのライブがありました。羊文学さんのライブは2022/6 Zepp DiverCity以来、またLIQUIDROOMはずいぶん久しぶり。その熱狂の様子を少しでもお伝えできればと思います。

羊文学との出会い

その出会いを思い出すと、いつごろでしょうか。たぶん2018年ごろ、きのこ帝国をよく聞いていた僕はYouTubeなどで楽曲を見ているときにたまたま「ハイウエイ」のMVを見たのが最初なのではと思います。その時に「いい曲だな~」と思って、新たに出てくるMVなどはかかさず見ていました。メンバーは若い3人、ギターを中心に骨太のロックをならします。ボーカル&ギターの塩塚モエカさんの作る楽曲は時には激しく、時には優しく、文学的で印象的なフレーズで心にしみます。ベースとドラムの二人もしっかりとしたリズムを奏でライブでは3人ならではの激しく、時に優しい音を紡ぎだすステージとなり、息をのみます。そして2020年にリリースされた「ざわめき」に収録されていた「夕凪」が僕は大好きです。そのイントロと歌いだし、歌詞に心がぐっとつかまれました。そしてすぐ後に出た「砂漠のきみへ」の印象的なギターとメロディー、アルバム「POWERS」でなんか一気に爆発した気がします。「おまじない」「あいまいでいいよ」など印象的な曲ばかり。ライブではその3人の印象とは裏腹に激しいライブを繰り広げます。明確に刻む音とうなるギター、毎回感動してしまいます。ポップな曲はもとより「予感」や「白河夜船」のようなじっくり聞かせる楽曲も大好きです。
そんな羊文学さん、2022年のZEPPツアー、その後のホールツアーを経て、今日のLIQUIDROOMです。期待が高まる僕らです!
あ、羊文学さんのMVでは特に「くだらない」が大好きです。

LIQUIDROOM 19th ANNIVERSARY 羊文学

さて、7/19(水)です。良かった今日もいい天気。ライブハウスなので開演は遅めの20:00。19:00会場なので、17:30で仕事をきっちり終わらせて、速攻向かいます。恵比寿に急げ!です。
定時後の混み合う電車に乗って、なんとか19:15分ごろLIQUIDROOMに到着。すごい久しぶり感、このエントランスのネオンが懐かしい感じです。入り口の右に今日のポスター、すごいSOLDOUTですね。期待が高まります。
すでに整理券番号の呼び出しが始まっていましたが、僕たちの番号はだいぶ後ろ、まだまだでした。暑い、汗の滴る中、呼ばれるのを待ちます。そしてようやく入場、LIQUIDROOMは一段目のスタンディングエリアと少し上がった2段目のちょっと狭いエリアが真ん中と左右にあります。一段目の前方はもうぎっしりだったので、二段目の右側、手すり前に陣取りました。よかった、なんとか妻もよく見えそうです。すでにDJ TOMMYさんのPLAYが始まっています。ノリノリですね。
ZEPP以外の通常のライブハウスはなんか久しぶりです。けっして狭い会場ではありませんが、だんどんお客さんであふれてきます。そうです、今日はSOLDOUTですからね、そして開演時にはびっしりと埋まりました。
20:00を少し過ぎてから暗転、3人が出てきました。大きな拍手と掛け声、幸せな時間が始まりますよ。そして一曲目、たぶんですが、「予感」のボーカル無しバージョン、ギターが激しくうなり、ドラム、ベースがじっくり絡みます。そしてなんと「ハイウエイ」で幕を開けました。モエカさんのボーカルが響きます。そして最も新しい曲「FOOL」です。この曲は骨太なロックを感じますね、一気に盛り上がりました。モエカさんもなんだかうれしそうに歌っています。そしてなつかしい曲「」、最新アルバム「our hope」から「電波の塔」「金色」と続き、「人間だった」「ghost」など印象深い曲が続々と。息もつかせぬそのセットリスト、観客は大盛り上がりで手を振り上げたり、声援を送ったりしています。ぼくも狭いながら腕を振り上げます。
マヨイガ」「天国」「ドラマ」と続き、「ドラマ」ではDJ TOMMYさんがゲストボーカルとして登場しました。いきなりの登場にびっくりしました。すみません、最初、ハリウッド・ザ・・・が出てきたのかと思いました。ほんと、すみません
僕の大好きな「くだらない」「OOPARTS」も聞けました。「OOPARTS」では終わったと思ったその瞬間、激しくライトが点滅し鳴りやまない音、ひびくドラムに感動すら覚えました。すごかった。最後は「光るとき」、ギターのイントロにもっていかれました。そして鳴りやまぬ拍手とアンコール!大歓声です。
アンコールの曲前に少しMC、アンコールは一曲の予定だったそうですが、2曲やるよ!ってことで大歓声。でも予定になかった曲をすぐできるってプロってすごいですね。ドラムのフクダさんとちょっと会話して、アンコールがスタート。この冬にリリースされた「生活」をゆったりとしたイントロからしっとり演奏し、最後の最後は「ワンダー」でした。モエカさんの伸びやかなボーカルがとユリカさんの美しいコーラスと相まって、暗闇の中、浮遊するような感覚を覚えました。大きな拍手、歓声の中、モエカさんとユリカさんの大ジャンプでライブは終わりを迎えました。
放心するような最後、メンバーの笑顔、観客の皆さんも大満足なライブだったと思います。

ありがとう、羊文学の皆さん、スタッフの皆さん、観客の皆さん。本当にいいライブでしたね。終わってしまうのがとてもさみしい、次のライブが待ち遠しい。グッナイ、それまで退屈なりになんとかやるよ(ワンダーより)。

終演後、ほのかに照らされるステージ、音の残響が残ります。心に残る、心に響くすごいライブでした。22:00前、さ、帰ろう。明日も頑張れる。今日もありがとうございました。では、また。

kamakura-bochibochi

・鎌倉暮らし3年、大好きな鎌倉で日々を過ごしています。
・昭和生まれ身を粉にして生きてきたモーレツサラリーマンでしたが、体調を崩し、ふと我に返る。自分の好きなことを中心に生きようと決意。
・鎌倉、家族、友人、自分自身、音楽と本、好きなものを大切にする人生を。
・大変な時期を乗り越えて頑張る飲食店の皆さん、音楽関係の皆さんに心からの感謝と敬意をこめて。
・どうぞよろしくお願いいたします!

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