こんにちは、鎌倉のちょっとしたまめ情報をお伝えする、鎌倉 おまめ通信。今日はその3回目、鶴岡八幡宮の花手水(はなちょうず)についてお伝えしようと思います。この時期は紫陽花の花手水ですが、いろいろな季節、その時々の出来事に沿った様々な花手水がありました。過去の写真を総ざらいして、探し出してみました。
鶴岡八幡宮の花手水、いろいろありました。
さて、言わずと知れた鶴岡八幡宮の花手水ですが、本宮に向かう参道の舞殿の少し手前、舞殿に向かって左側、手水舎にあります。少し前の投稿でも紹介させて頂きましたが、今の時期は紫陽花。様々な色の紫陽花がバランスよく並べられていて、とてもきれいです。注がれる水の流れとも相まって、なんだか心に沁みる光景です。すこしその写真を。
そして、スマホのライブラリをさかのぼりつつ探してみたところ、いくつかありましたので、いろいろな写真をからめつつご紹介できればと思います。最初はその手水舎ですが、撮影日を確認したところ、2021/7でした。「蓮」と書いてますので、ちょうど蓮の花手水の時だと思います。時には何も活けられていない時もありますが、その時はこんな感じでした。お水もなく白い砂が敷き詰められていました。コロナが猛威を振るっているころ、なかなか花手水も飾ることが出来ない時期があったのだと思い、ご苦労が偲ばれます。
古い順に見てみましょう。まずは2021/6、2年前の紫陽花です。よく見ると紫陽花の合間に黄色いお花がアクセントでおかれています。菊でしょうか。今と少し違うのですね、毎回工夫をされておられるのだと思います。
続いて、先ほど少しお話に出ました蓮です。2021/7ごろの写真ですが、この時期は八幡宮にある源平池にたくさん群生している蓮が花を開く頃です。そこから持ってこられたのかも知れませんが、蓮の花とおおきな葉のバランスが素敵ですね。源平池の蓮の写真も一枚、朝、早めに行かないと花が咲いているのは見られないようです。午前中が良いようですね。写真は8:00過ぎに撮ったものです。
そして、このおしゃれな花はなんでしょうか?残念ながらタイトルを写真にとっていませんでしたのでお花の名前など、僕にはわかりませんが、2021/11上旬の花手水です。活花の達人が活けたのでしょうか?何か気品を感じるおしゃれな一品です。
2021/11の後半には菊に代わっていました。白、黄色、紫、ピンクなど淡い色の菊がびっしり敷き詰められた見事な作品かと思いました。秋は菊の時期、そう言えば境内では菊の花の展示もありました。「鎌倉菊花大会」です。こちらも見事な菊でしたよ。
そしてこれは2022/4ごろの花手水です。ロシアのウクライナ侵攻に対して、心を痛め、世界平和を祈願したものだと思います。なにげなく八幡宮に来たんですが、これを見たときには感銘を受けました。大勢の人がこの手水の前で手を合わせていました。とにかく世界の平和を祈ります。
2022/5には、色とりどりのお花が活けられた手水になりました。華やかな手水です。真ん中にアヤメでしょうか、一本すっと立っています。水面には菊やバラもあるでしょうか、花の名前や種類に詳しくないので、名称を上げることが出来ませんが、とにかくきれいな手水でした。見た瞬間、はっとしました。
そして最後、2022/10ごろ、百合の花手水です。両サイドの白い百合、中心部分のこれから開くつぼみでしょうか、見事な配置ですね。僕は全然、活花やお花には詳しくないので、全体的にぼんやりとした内容ですすみません・・・
でもこちらの花手水もきれいでした。
このように3年の間にもたくさんの花手水を見ることが出来ました。僕たちが見てないものもたくさんあるのでは、と思います。目にはいった瞬間、はっとするほどきれいで、見てお分かりになるかと思いますが、アイデアやお花の配置やバランス、季節のもの、時事的なものなど様々で、活けておられる皆さんのご尽力に心から感謝ですね。いつもありがとうございます。また楽しみに八幡宮にお伺いしたいと思います。
鶴岡八幡宮の白い鳩
最後に八幡宮の白い鳩を。源氏池の前の休憩所に現れます。鳩は鶴岡八幡宮の使いですね。見事な白でした。また素敵な花手水を見かけたら紹介したいと思います。ありがとうございました。そうだ、鳩サブレ食べよう。
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